看護師は資格職であり、看護師免許があるということは、看護に関する知識や技術が保証されていることに他なりません。大規模な病院では、55歳から60歳までの勤務しか認められないこともありますが、その後も看護師としてスキルを活かして働くことができます。むしろ、これまで病棟や外来で様々な患者に向き合ってきた経験を活かすことによって、より柔軟に多くの患者に対応することができるようになるため、プラチナナースを雇いたいという需要は少なくありません。

そんなプラチナナースのセカンドキャリアとして人気があるのは、他の記事で紹介した訪問看護ステーションの他にも、個人クリニックや介護施設などが挙げられます。年齢的にも体力的にも無理がきかないプラチナナースは、夜勤をこなしてバリバリ働く必要のある大規模な病院にセカンドキャリアを求めるのは非常に少数派です。そのため、パートタイムのような働き方を選ぶことが多いです。難病を抱える患者はこのような個人クリニックや介護施設にはきませんが、大規模な病院で培った経験があれば急変が起きた場合にも、柔軟に対応できるでしょう。

しかし、このような働きやすい現場の求人が常にあるかというと、決してそのようなことはありません。定年退職を迎えるタイミングにパートタイムのような働きやすい求人があるかどうか、あるいは紹介してもらえるかどうかは運次第でもあります。看護師として定年退職後も働きたいのであれば、どのような求人があるのかを退職の少し前から調べておくといいでしょう。